地域密着型高収益農業ビジネスを実現する
農業×ロボット×マーケティングで農業の産業化を実現
四季の変化に富む日本で農業は古くから重要な産業であり、単なる食糧生産の手段や経済活動に留まらず文化や歴史の根幹をなしてきた。しかし現在、農業は多くの課題を抱えている。その最たるものは農業従事者の高齢化や離農者の増大による農業人口の減少である、30年前から比べ、従事者は30%に、つまり70%減少してしまっている。
農業は、収穫高が軌道にのるまで収入が安定しにくく、自然環境に依存する部分が大きいため個人の経験や勘に頼りがちになるなどの難しさがある。日本を支えてきた産業でありながら、経営が不安定で収益的に乏しいという現実に直面している。こうした中で、企業として農業に取り組み。着実に売上を伸ばし続け、利益も出している会社が、若手社会起業家、八百伸弥代表取締役が率いる株式会社みつヴィレッジだ。
同社は、儲かる農業を実現するにあたり、「高効率生産・地元商圏販売」に取り組んでいる。「高効率生産」としては、プロバイオシスと植物生理学に基づく農法を、ICT(ロボット)技術を活用した生産環境管理の元で行っており、この2つの技術を掛け合わせて、高品質×高収量を共に満たす生産を行っている。また「地元商圏販売」としては、特徴ある商品を顔が見える野菜(『八百ちゃんトマト』『八百ちゃんいちご』などのブランド名で販売)を姫路市やたつの市を中心に販売している。
高付加価値化にも取り組む農業ビジネス
みつヴィレッジの主力商品は「八百ちゃんトマト」と「八百ちゃんいちご」だ。農業未経験・後発組と不利なみつヴィレッジが主力商品に選んだ理由は2つある。1つ目は市場規模の大きさである。トマトの市場規模が野菜の中で1位を占め、次がいちごである。「市場規模が大きいということは、人々の購買頻度が高いということ。それはお客さんが嗜好性を持っていることにつながるので、美味しいトマトやいちごが作れたら私たちにもチャンスがあると考えました。」と八百社長は言う。実際に、『酸味×甘味×旨味のバランスが取れたトマト』という特徴を持つ『八百ちゃんトマト』のファンのお客さんは年々増え、指名買いをされており、地域内シェアも増やしている。また、酵素を使い植物を元気に育て、できるだけ化学農薬に頼らない農法で育てた八百ちゃんトマト・いちごは、『ひょうご推奨ブランド』を取得しており、兵庫県の慣行の化学農薬使用回数の1/10以下の使用回数である。その取り組みにも共感し、商品を購入して応援してくれるファンのお客さんも多くいるとのこと。
また2つ目が加工品である。生野菜としての市場規模の大きさに加え、それらを使った加工品のマーケットも大きい。みつヴィレッジでは、全生産量の2%程度は出てくるひび割れなどB品トマトなどを使って加工品開発にも積極的に取り組んでいる。トマトの加工品としては、パスタソース、ケチャップ、トマトジュースなど、いちごの加工品としては、ジャムやシロップなど、合計約30種類のオリジナル加工品を開発し販売している。自社のこだわりトマト・いちごをたっぷり使用し、素材の風味を大切にし、手作りで、化学調味料や保存料など無添加の加工品である。「農家であることを強みにした尖った商品」をコンセプトに毎年商品開発をしているそうだ。また八百社長は、自社の野菜や加工品を身近に感じてもらうために、自然派カフェ&無添加加工品を販売するお店『自然派マルシェ Rebirth Village』も展開している。トマトを使った料理やトマト加工品を使ったパスタ、いちごを使ったパフェなどを提供している。また自社の加工品を始め、兵庫県や全国の無添加加工品を300アイテムほども販売している。
全ての活動を価値の連鎖として捉える「バリューチェーン」
様々な商品やサービスがあふれる現在、他社との差別化を図るためには、自社の製品・サービスに、他社にはない独自固有の強み(価値)を付ける必要がある。その付加価値を考えるために有効なのが、すべての活動を価値の連鎖として捉える「バリューチェーン」という考え方だ。いわゆる『ストーリー』である。農業の分野では、みつヴィレッジとはじめ、付加価値を高める努力を重ねる企業が少なからず存在する。しかし多くの消費者は商品の購入時、その企業の取り組みや意識の高さよりも、安さや手軽さなど目先のメリットに左右されがちだ。
だが、『安かろう』の消費志向が減農薬野菜や無添加商品など、本当に体によいものを追求する農作物の販売を難しくしている。八百代表はこの現状に警鐘を鳴らす。「農産物や加工食品は出荷するまでに多大な時間と手間を要します。今は物価高でいろいろと厳しい時期ですが、こんな時期だから食の安全を守ろうとする人や企業を応援してほしいのです。『お金の向こうに人がいる。』安全で体により野菜や食品を購入することで、それを作る人にとって大きな支援になります」と呼びかける。
八百代表は毎年、講演や授業、ハウスで実施する農育を通じて、子供から大人に対して、生産者と消費者が一緒になって考える日本の食糧安全保障など、顧客育成も実施している。
古来、長きにわたって日本を支えてきた農業を、科学的かつ戦略的なマーケティングと最新のテクノロジーを駆使して次代を担う先進ビジネスに生まれ変わらせた八百社長の今後の展開に期待が高まるばかりだ。
2023/10/19
久々にリバースヴィレッジに、打合せもかねて、モーニング、ランチいただきました。
無茶苦茶食べているな!
美味しいから、ついつい、食べてしまう 納得!
モーニングは、四つ葉バターパン、ジャムもついているよ。
お野菜は、八百ちゃんトマト、GLine(日章興産)のレタスでいっぱい。
ヨーグルトもついていて、、、ゆずレモンドレッシング入りのモーニングティーをいただきました。
ランチは、定番のハンバーグ定食。いつも、迷うんだけど、やはり、とろけるようなハンバーグは外せない。
あやの訪問・Tweet
リバースヴィレッジにうかがって、後輩の八百さんのところにお話しを聞いてきました。
網干駅から徒歩8分にあるお店は、できるだけ添加物を使わない、健康を意識したお料理をご提供していて、
人気の自社商品「八百ちゃんトマト」「八百ちゃんいちご」は酵素の力を活用し栄養価が高く、元気で健康なものを作っています。。
八百さん一押しのいちごを100%つかったデーザートが、じゃじゃ~ん。(下の写真)
いちごのかき氷は、100%いちご、そのまま食べても美味しい!また、練乳をかけたら、甘さが加わって、これまた、違った感覚で美味しい!
八百ちゃんトマト – トマトの収穫・いちご狩り体験なら兵庫県姫路市のみつヴィレッジ (mitsu-village.com)
令和2年度には、いちごのジャムが「五つ星ひょうご」に選定されました。
このジャム、まるごといちごが入っていて、イチゴジャムの王様のようです。
姫路のカフェ|新鮮トマトといちご狩り|自然派マルシェ Rebirth Village (rebirth-village.com)
2021/9/1大丸神戸店にて販売スタート ・8/31(火)まで
2021/9/1~9/6 神戸大丸の催事より